事業資金として不動産担保ローンは活用できるか?利用する際のポイントを紹介

事業資金として不動産担保ローンは活用できる?利用する際のポイントは何か紹介!

ビジネス面で資金を得るために、いろいろな借入れ方法を活用することが可能です。銀行から融資を申込みすることもできれば、金融機関のカードローンを利用することもできます。その中で、不動産担保ローンで事業資金の融資を検討する人もいるはずです。

不動産担保ローンは高額な金額を融資できる方法として企業も活用するケースが増えていますが、メリットやデメリットなどポイントについて確認してくのが重要です。今回の記事では、不動産担保ローンの内容について紹介しましょう。

事業資金として不動産担保ローンを活用するポイント

コーヒー ラテアート パソコン

事業資金として不動産担保ローンを活用したい場合、どのようなポイントがあるのか把握しておくのが重要です。不動産担保ローンの内容を把握しておくことで、融資のメリットを確認して利用できます。不動産担保ローンを活用する際のポイントを紹介致します。

幅広い資金使途で利用できる

不動産担保ローンの場合は資金使途が幅広いため、いろいろな目的で活用することが可能です。銀行の場合は融資を受ける際に資金使途が定められているため、別の目的やケースで使用したくても活用できない場合があります。

使用範囲が決定されている場合、途中で方向転換したくても行えないため、よく考慮してから利用しなくてはいけません。しかし、不動産担保ローンの場合は事前に決定する必要がないため、資金用途も例えば、税金の未納分の支払いや新規店舗の軍資金として利用も可能です。

ビジネス面で資金について、いろいろ活用できるケースが考えられるようであれば、銀行の融資よりも不動産担保ローンを利用する方がメリットがあると言えます。

審査を通過しやすい

事業資金を調達する際に、重要なポイントになるのが審査の通過です。事業資金を融資してもらうためには、銀行でも信用金庫でも審査に通過する必要があります。しかし、銀行や公的機関の一般融資の場合は返済能力を特に重視する傾向があり、安定した収入や自分の信用情報に問題ないか厳しくチェックします。

そのため、毎月の収入が不安定である方、またはクレジットカードの滞納歴などがある方は、審査を通過するのは難しいです。しかし、不動産担保ローンの場合は所有物件を担保にするため、申込み者が仮に返済できなくても資金を回収することが可能です。

そのため、収入が不安定な方でも審査通過しやすく借入れしやすいメリットがあります。ただ、債務整理などで大きな金融事故を起こしている方は不動産担保ローンでも審査通過はできないため、自分の信用情報には注意しましょう。

不動産の評価額により融資額が変わる

事業資金を借入れする際に、不動産担保ローンの場合は評価額によって金額が変わります。無担保のビジネスローンの場合は融資額が最大で1,000万円までとなっているため、それ以上に大きな金額で融資が必要な場合は別の方法を探さなくてはいけません。

しかし、不動産担保ローンの場合は物件の評価額によって決定するので、価値が高いほど高額での融資を期待することも可能です。不動産の価値によっては数億円から10億円まで借入れできる可能性があるので、事業資金として高額な場合は個人事業主の方も法人会社も前向きに考えることができます。

しかし、物件の評価額によって融資の上限が決定するため、評価が低い場合は希望した借入金額にならない可能性もあります。また、担保にする物件が抵当権に入っている場合は融資額が低くなるため、自分の不動産の評価額や状態について確認いて利用するようにしましょう。

金利は消費者金融よりも低い

不動産担保ローンで融資を行うなら、金利を抑えることが可能です。消費者金融のカードローンやビジネスローンの場合は金利負担が大きく、法定上限の18%までとなっています。そのため、借入金額が大きい場合は消費者金融だと返済負担が大きくなる可能性があり、長期的な計画だと損する可能性があります。

しかし、不動産担保ローンの場合は消費者金融よりも金利設定が低くされており、ローン会社によりますが10%を切っているところもあります。さらに、不動産担保ローンは物件の評価額や期間によって金利を優遇してもらえる場合もあるため、条件が揃えば下限に近い利息設定で融資をしてもらうことも期待できるでしょう。

しかし、銀行の一般融資と比較すると、不動産担保ローンの金利設定は高いです。銀行の場合は金利の上限設定が5%を切っていることもあるため、より総返済額を抑えることが可能です。これらのポイントを押さえて利用を検討しましょう。

事業者向けにおすすめできる不動産担保ローンとは?

男性 仕事 オフィス

事業資金を得るために不動産担保ローンの活用を検討できますが「どこに申込みすれば良いの?」と悩む方もいるでしょう。担保ローンを提供している業者はいろいろありますが、その中で特におすすめできるところがあります。2つ紹介致します。

アイフルビジネスファイナンス

アイフルビジネスファイナンスは地域を問わず、全国の事業主に不動産担保ローンを提供しています。赤字決算になりそうな場合でも柔軟に相談をしてくれる特徴があり、住宅ローン返済中の個人事業主や物件が親名義であっても借入れできるケースもあります。

手数料や保証料、事務手数料などは不要であるため、返済計画もスムーズに立てることができるため、急ぎで資金調達をしたい方にとってもおすすめです。最大限度額は5億円になっており、最長支払い回数は360回です。不動産担保ローンとして利用を考えてみましょう。

セゾン・ファンデックス

セゾン・ファンデックスはクレディセゾングループの不動産担保ローンであり、銀行とは異なる審査基準で運転資金、設備投資、開業資金など、いろいろな使途で行えます。物件は担保力を重要視していますが、親族所有でも借入れが行えるため、自分が物件を持っていなくても相談可能です。

ただ、親族として担保提供する方は連帯保証人として契約するケースもあります。全国での対応なので、都心から離れている地方在住の方でも、不動産担保ローンの申込みを行うことができます。ぜひ、一度相談だけでも考えてみましょう。

【まとめ】不動産担保ローンを事業資金として考えてみよう

女性 ジャンンプ 夕日

個人事業主の方も法人会社の方も、不動産担保ローンを事業資金として活用することが可能です。ただ、不動産担保ローンにもメリットやデメリットがあるため、それぞれの内容を比較して利用を検討する必要があります。もし、物件を所有していて、銀行での融資が難しい場合は利用を考えることができます。まずは窓口で相談や問い合わせをしてみましょう。