不動産担保ローンの借り換えメリット徹底解説!

「金融機関への月々の返済額を低く抑えたい」

「複数のローンをまとめたい」

「まとまった金額の融資を受けたい」

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

この記事では『不動産担保ローンの借り換え』について、抑えておきたいポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

不動産担保ローンに借り換えるべきタイミングはいつ?

疑問に思う女性、大きなはてな

不動産担保ローンに借り換えを検討した方がいいのは、どのようなタイミングなのでしょうか。

以下を参考に検討をしてみましょう。

月々の支払いが厳しい

利用中の月々のローンの支払いが厳しい場合は、不動産担保ローンへ借り換えることで返済額を低く抑えられる可能性があります。

一般的な無担保ローンは自分の信用を審査対象とし、返済における金利が高い傾向にあります。

不動産を担保にすることで不動産の価値を上乗せすることができ、収入が少なくなった等の理由で毎月の返済が厳しい場合は検討の余地があります。

まとまった資金が必要

借金の返済や事業資金をつくるなど、まとまった金額の資金が必要な方にとっても良い方法でしょう。

不動産担保ローンはご自身の信用以外に、不動産を担保にすることで与信力を働かせることができ、より高額なローンを組める可能性があります。

増えた金融機関のローンをひとつにまとめたい

不動産担保ローンへの借り換えは、複数の金融機関で組んでいるローンを一つにまとめたい場合にも活用できます。

目的別に複数の金融機関からローンを組んでいると、返済計画にばらつきが出て支出管理がわずらわしくなります。

一つにまとめることで支出管理がしやすくなるのに加え、不動産を担保に利用することで金利を低く抑えることができ、返済総額も従来の返済計画から抑えられるかもしれません。

不動産担保ローンの借り換え3パターン

3の数字を表している手

不動産担保ローンへの借り換えは、主に以下の3パターンがあります。

無担保ローンから

無担保ローンから借り換えることで、金利を低く抑えることができ、返済総額を軽減できる可能性があります。

カードローンやフリーローンなどの無担保ローンは、担保を必要とせず審査の手続きがスムーズに行えますが、金利が高く返済計画も短期のことが多いため、月々の返済負担が大きくなります。

不動産を担保に借り換えることで、返済期間を長く設定することができるため、月々の返済額も抑えられます。

住宅ローンから

住宅ローンから借り換えることで、様々な用途で資金の調達をすることができます。

住宅ローンは低金利でローンを組むことができますが、使用用途が「マイホームの購入のみ」と限定的です。

不動産担保ローンに借り換えることで使用用途の制限がなくなるため、不動産を賃貸に出せたり、事業資金の調達などにも活用することができます。

他の不動産担保ローンから

現在の不動産担保ローンから、ほかの金融機関の不動産担保ローンに借り換えることで返済の条件が改善する可能性があります。

諸費用を加味しても金融商品の特徴を比較することで、保有する不動産に対する価値の評価が改善したり、融資可能額や返済期間が異なり、返済条件が改善するかもしれません。

不動産担保ローンに借り換えるメリット

握手を交わす売り手と買い手

不動産担保ローンに借り換えることで、ローンの返済の負担が改善するかもしれません。

大きなメリットは以下の通りです。

月々の返済額を減らせる

無担保ローンの返済期間は約10年という短期間のことが多いため、月々の返済負担が大きく、複数のローンの借り入れの場合は各商品ごとの金利がばらつくことで、結果的に毎月の返済額が高額になることが多いです。

不動産担保ローンは返済期間を長く設定することができるため、他商品から借り換えることで月々の返済額を減らせます。

返済する総額を減らせる

不動産担保ローンは他の金融商品に比べて金利を低く抑えることができるため、返済総額を抑えることが期待できます。

比較的金利の高い無担保ローンや、同じ不動産担保ローンでも金融商品ごとの特徴により、金利の差分を抑えられる可能性があるからです。

返済額はそのまま、まとまったお金を借り入れる

借金の返済や事業資金の調達など、まとまった資金が必要な場合も、不動産担保ローンに借り換えることで融資を受けることができます。

不動産を担保に入れることで、従来の融資額より増額が期待できます。

不動産担保ローンに借り換える流れ

todo list と ペン、パソコン

借り換えの流れを一覧にまとめたので、以下を確認してみてください。

  1. 借り換え先の金融機関への相談
  2. 借り換え先金融機関と本申し込み、審査
  3. 審査通過→元の金融機関に借り換え手続きの連絡
  4. 借り換え先と契約手続き
  5. 借り換え先→元の金融機関へ振り込み
  6. 元の金融機関から抵当権の抹消手続き
  7. 借り換え先の抵当権の設定
  8. 不動産担保ローンの返済開始

借り換えには「融資を受ける当人」「ローンを元々組んでいた金融機関」、「これから借り換え予定の金融機関」の3者間で進められ、新たに「不動産の審査」も発生するため手続きに時間がかかります。

必要書類の準備もあるため、スムーズに借り換えができるようおおよその流れを頭に入れておくと良いですね。

不動産担保ローンに借り換える時の注意点

人差し指、指の模型

借り換えはメリットが大きい反面、状況によってはデメリットにもなりかねません。

以下の注意点にも目を向けて検討してみましょう。

手続きに手数料がかかる

不動産担保ローンでは、新たな契約時に事務手数料、保証料、登記費用など、諸々の諸費用がかかります。

不動産保有者の信用や不動産価値を審査をするのに、事務的な処理が発生しこれらの諸費用がかかります。

低金利で融資を受けられる反面、諸費用も踏まえた上で借り換えるか判断をしましょう。

審査期間が長く、手間がかかる

借り換えとはいえ、手続き的には新規の契約と同様の審査・契約が必要になるため、必要書類の準備や審査に時間がかかります。

準備書類は不動産関係の書類や収入証明書、本人確認書類などが必要になり、準備に時間がかかります。

審査では不動産保有者の信用や不動産の価値評価をするため、無担保ローンに比べて時間がかかります。

返済が難しい場合、不動産を失う可能性がある

ローンの返済が滞ってしまうと、金融機関との間で設定される抵当権により不動産を売却されてしまいます。

抵当とは二つのものの価値が釣り合っていることを指し、保有する不動産と引き換えに融資を受ける形になっているためです。

返済額が下がらない可能性も

不動産担保ローンに借り換えたからといって、必ずしも返済額が下がるわけではありません。

不動産保有者の信用力や、不動産価値の評価は金融機関で異なります。

審査によっては月々の返済額が増えたり、総返済額が増える等、必ずしも良い条件で融資を受けられるわけではありません。

不動産の価値によっては審査に通らない可能性も

審査次第では不動産の価値が低いと評価され、不動産を担保にしにくいケースもあります。

不動産の著しい老朽化や災害の多い地域では、不動産が担保として働きにくい可能性があります。

仮に不動産担保ローンが組めたとしても、融資額が低くなるかもしれません。

【まとめ】情報収集をして無理のない返済方法と計画を立てよう!

家の額を計算している図

不動産担保ローンの借り換えにおける、ポイントについて説明してきました。

不動産担保ローンの借り換えは……

・月々の支払いや総返済額を抑える

・複数のローンを一本化する

・まとまった資金を借り入れる

という目的に対し、比較的低金利で融資を受けることができます。

活用する際には上述した注意点を加味してシミュレーションし、ご自身にあった金融商品を選択し、無理のない返済方法と計画を立てることをおすすめします。