不動産担保ローンで借入れをする際のポイントや注意点は何か?内容を徹底解説!

資金調達をしたい方は消費者金融や銀行、カードローンなどを活用できます。いろいろな方法がある中で、不動産担保ローンで借入れを検討もできます。ただ、不動産担保ローンの場合は、借入れする際に物件を担保にする必要があり、いろいろな手続きも必要です。

そのため「不動産担保ローンを利用する際はどのようなポイントや注意点があるの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。今回の記事で詳細な内容について紹介致します。

不動産担保ローンで借入れを行うメリットとデメリット

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不動産担保ローンは、物件を所有しているなら借入れとして利用できます。ただ、不動産担保ローンを利用するときは、メリットとデメリットを押さえておくことも重要です。どのようなメリット、デメリットがあるのか内容を解説致します。

メリット1.借入れの限度額が大きく長期的

不動産担保ローンは物件の評価によりますが、高額な融資を期待できます。カードローンの場合は借入れは高額でも数百万円までとなっているため、大きな資金を得たくても予想を下回る可能性が高いです。

しかし、不動産担保ローンだと数千万円の資金は借入れできる可能性があり、物件の価額が高いなら1億円を超えた融資も期待可能です。数千万円や数億円の借入れができれば、ビジネスでも利用できます。また、不動産担保ローンは長期間借入れができます。

大きな金額を借入れしても、期間が短い場合、返済負担が大きくなり、自分の経済状況を圧迫する可能性も高いです。しかし、不動産担保ローンは20〜30年という期間なので、毎月無理のない範囲で返済できます。ただ、返済が長引くと金利の負担が大きくなるので、バランスを考慮して借入れと返済金額を決定してください。

メリット2.使用使途が自由である

不動産担保ローンは使用使途が自由であるため、借入れしたお金は基本的に何に使用しても問題ありません。例えば、自宅を購入するために、住宅ローンを利用する人もいるはずです。ただ、借入れしたお金は住宅購入のみであり、他の目的で使用できません。マイカーローンなども同じく、使用が限定されているため、目的によっては利用しにくいケースがあります。

その点、不動産担保ローンは資金を自由に使用でき、例えば教育費やリフォーム、相続税、旅行の費用などに使用できます。ビジネスで資金を使用したい方は開業費や運営資金、設備投資などで利用できるため、目的に応じた使い方が可能です。

メリット3.保証人が不要になるケースも多い

不動産担保ローンを利用するときは、保証人が不要になるケースもあります。通常、銀行などの金融機関から無担保で融資を受けるときは保証人が必要になるため、家族や友人などに協力してもらう必要があります。しかし、連帯保証人になるのはリスクもあるため、状況によっては協力してもらうのが難しいケースも多いです。

しかし、不動産担保ローンは自分の物件を担保に入れるため、万が一契約者の返済が滞納しても、不動産を売却することで資金回収が可能です。そのため、不動産担保ローンは保証人を探す必要はなく、契約をスムーズに行えます。ただ、不動産の名義人が親族や共同になっている場合は条件が変わり、連帯保証人を設定するように要求されるケースもあります。

デメリット1.返済が滞納すれば売却されるリスクもある

不動産担保ローンを利用するときは、返済が滞納すれば売却されるリスクも生じます。金融機関は融資を実行する前に担保の不動産に抵当権を設定します。抵当権は契約者がローンを返済不能になった際、不動産を売却して資金と利息を回収する権利です。

つまり、不動産担保ローンを契約した際に、毎月の返済額が設定されますが、滞納せずにしっかり返済することが重要です。物件が売却されると自分の資産が減少することになるので、利用する前に返済計画を十分に立てるようにしてください。

デメリット2.価値が低いと担保にできない可能性がある

不動産担保ローンを利用するときに、価値が低いと担保にできない可能性があります。不動産担保ローンは物件であれば何でも良いわけではありません。不動産の評価額が低い場合は、担保として価値がないので資金提供してもらえないケースもあります。

例えば、以下のような物件は難しいケースになるでしょう。

・再建築不可の物件

・災害リスクの高い土地

・老朽化した建物

建造物によっては売却先が見つけにくく、その場合は担保にできたとしても、借入可能額が低くなります。

不動産の価値は国税庁や国土交通省のホームページで公表されている「公示地価」「路線価」で見ることができるので考えてみましょう。

不動産担保ローンを借入れする際の注意点とは?

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不動産担保ローンを利用するときは、注意点もあります。不動産担保ローンはリスクもある借入方法になるため、注意点を把握して備えておく必要もあります。どのような注意点があるのか内容を紹介致します。

融資までに時間がかかり手数料も必要

不動産担保ローンを利用するときは、融資までに時間がかかります。不動産担保ローンは申込みをしてから、まずは担保価値を調査する時間が必要となり、状況によっては時間が長引く傾向があります。

金融機関によっては平均で1〜2週間必要になるケースもあるため、資金の必要な日付を確認して申込みをする必要があるでしょう。また、不動産担保ローンで契約するときは手数料もかかります。

利用する際は事務手数料や不動産鑑定費用、抵当権の登記設定などが発生するので、借入れするまでに数十万円も出費が発生する場合もあります。借入金額が少ないと手数料の割合が大きくなるので、自分がどれくらい借入れするのかチェックして、利用する必要があるでしょう。

繰り上げ返済や金利に注意

金融機関によっては繰り上げ返済を行うことができ、返済期間を短縮することが可能です。不動産担保ローンは長期的ですが、資金に余裕があるときに大きく返済できるなら期間を短縮でき、利息も削減できます。

しかし、繰り上げ返済するときは手数料を要求される場合もあり、状況によっては金利も上げられる可能性があります。繰り上げ返済をすると、必ず自分にとって得であるという保証はないので、契約前に詳細な内容を相談し、手数料が無料であるのかチェックしてください。

【まとめ】不動産担保ローンはリスクを考慮して契約しよう

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不動産担保ローンを利用するときは、メリットデメリット、注意点があるのでバランスを考慮する必要があります。リスクを確認しておくと、不動産担保ローンの契約もスムーズにいき、返済もしっかり行えるはずです。資金が必要な方は、ぜひ計画してください。