不動産担保ローンの融資は最短で即日可能?審査と借入れのポイントとは?

不動産担保ローンを活用するときは、どれくらいで融資を受け取ることができるのか把握しておくべきです。物件を担保にすることで資金調達することができますが、各事情によってはスピーディーに入金したい場合もあります。

カードローンなどの場合は最短で即日での入金を期待できますが、方法によって融資の特徴には違いがあります。不動産担保ローンの入金までの期日や審査までの対応などから内容を紹介しましょう。

不動産担保ローンは最短即日融資が難しい?

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資金調達を早く行いたい場合は、不動産担保ローンも即日融資したいはずです。しかし、不動産担保ローンは早くても数日と時間がかかるため、即日融資をすることが難しいです。なぜ、不動産担保ローンは即日での融資が難しいのか、その内容を紹介しましょう。

不動産の評価調査に時間がかかるため

不動産担保ローンの即日融資が難しいのは、審査に時間がかかるためです。不動産担保ローンは借入れをするときに物件の評価額によって融資金額を決定するため、どれくらいの価値があるのかしっかり現地調査をしなくてはいけません。

不動産の価値が高いほど、大きな金額を融資しても売却して資金を回収することができるため、貸し倒れなどのリスク管理を行うことができます。不動産の担保評価は金融機関によって評価の査定方法が異なり、担保力に力を入れている会社や銀行の場合は慎重に調査を行うため、何週間も時間がかかることがあります。

不動産の状態や建築基準法に適した作り、また固定資産税の納税を行っているのかなど、調査内容は様々あるため時間がかかることを覚えておきましょう。

必要な資料も揃えなくてはいけない

不動産担保ローンを利用するときは、必要な書類をしっかり集めなくてはいけません。担保ローンを契約するときは不動産の登記簿や印鑑登録証明書、本人確認書類、権利証、地積測量図、建物図面、公図、固定審査税評価額証明書などを揃えなくてはならず、所持していない場合は作成しなくてはいけません。

必要書類は本人が借入れをした後に返済できる能力があるのかを判断するために必要であり、揃えることができていない場合は審査できないのでさらに時間がかかることになるでしょう。必要書類は大体1日もあれば揃えることができるため、不動産担保ローンの利用を考えているなら事前に揃えておくことで、日数を短縮させることは可能です。

ただ、即日となれば急なトラブルなどで資金が必要になるはずなので、不動産担保ローンでは難しいことを覚えておきましょう。

不動産担保ローンでできるだけ早く融資を受けるには

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即日やできるだけ早く融資を受けたい人は、不動産担保ローンだと用途に合わない可能性もあります。不動産担保ローンで即日融資は難しいケースが多いですが、できるだけ早く不動産担保ローンを利用できるようにする方法はあります。以下のようなポイントを押さえておきましょう。

滞納している支払いがない確認

不動産担保ローンで素早く融資を受けたい場合は、まず滞納している支払いの有無を確認しましょう。不動産担保ローンでは審査があり、不動産の状態だけでなく申込者や会社の滞納、または状態を確認します。

もし、何かの機関から借入れをしている状態であれば、返済能力が疑問視されることもあるため、審査に時間がかかり、状況によっては通過できない場合もあります。

例えば、他のローン会社から借入れをしており、融資金額も大きい場合は長期的に返済できるのか疑問視されるケースもあるでしょう。また、ローンだけでなく携帯電話への利用料金やクレジットカードの滞納なども審査を長引かせる原因になることもあるため、できるだけ滞納はやめておくことが大事です。

スピーディーに進めるために、借入れを返済できるようであれば支払いを完了させておき、審査に影響が出ないようにしておきましょう。

二番抵当や三番抵当でも申込みができるか

不動産担保ローンで素早く融資を受けたい場合は、二番抵当や三番抵当でも申込みができるのか確認しておくべきです。不動産担保ローンは抵当権が重要であり、ローン会社は事前に一番手として不動産を売却できるのか確認します。

もし、担保に入れる物件がすでに抵当権があり、二番手や三番手になる場合、資金を回収する点でリスクを負うため審査時間が長引き、借入れまでに時間がかかってしまうでしょう。しかし、ローン会社によっては全国の不動産を対象にして低地権、借地権、二番抵当、三番抵当でも申込可能にしており、その場合は審査時間が短縮されることも期待できます。

ローン会社によって審査基準はあまり厳しくない場合もあるため、その点を考慮して選択してみましょう。

評価額が低くても満額の融資実績があるか

不動産担保ローンを利用するときは、各金融機関の実績を確認するはずです。その際、評価額が低くても満額の実績があるのかチェックしてみましょう。不動産担保ローンは現地調査で物件の状態を確認しますが、評価額が低い場合は審査により時間がかかることが考えられます。

しかし、評価額が低くても満額の実績があるローン会社は、あまり時間をかけずに借入れを行える傾向があるため、スピーディーに融資を行える期待を持てます。ローン会社のホームページなどにアクセスして、それぞれの内容や情報を比較するなどして、会社の選択にも注意しておきましょう。

即日で融資を受けるならカードローンが適している

即日で融資を受けたい場合は不動産担保ローンではなく、カードローンの利用が適しています。カードローンは即日融資が可能であり、無担保で資金を借入れすることができるため、急な資金の発生が生じたときも利用を検討できます。

審査に必要な書類も本人確認のみで良かったり、審査時間も1時間かからないケースが多いため、早い時間に申込みをしておくと、午後には借入れをすることも可能です。各ローン会社によって最大限度額には違いがありますが、数百万円から1,000万円以上まで借入ができる場合もあるため、資金調達として十分な魅力があります。

多くの消費者金融が運営しており、審査やサービス内容は異なるため、内容を比較して選択することが大事です。もし、急な出費の埋め合わせを考えるなら、カードローンの利用を考えてみましょう。

【まとめ】不動産担保ローンはポイントを押さえておくことが重要

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不動産担保ローンは即日融資を受けるのは難しいことが多いですが、素早く借入れできるようにポイントを押さえておくことは可能です。不動産担保ローンの必要書類の準備や申込みする会社選びが重要なので、しっかり事前調査をしておくようにしましょう。