個人事業主やフリーランスの方も、自分のしている事業やビジネス形態によって資金が必要になるケースもあるはずです。個人事業主の場合は銀行を含めた金融機関で借入れすることもできますが、ファクタリングの利用も考慮できます。
ファクタリングであれば、売掛金があれば利用できるので資金計画も立てやすいです。ただ、事業主によってはオンラインで資金を調達したい人もいるでしょう。今回の記事で内容について紹介しましょう。
個人事業主がオンラインファクタリングを利用する際のメリットとデメリット
個人事業主でも条件が揃っていれば、ファクタリングを利用することは可能です。しかし、ファクタリングを利用する際はオンライン活用もできるので用途に応じて利用を考えられます。個人事業主がオンラインでのファクタリングを利用する際のメリットとデメリットは何があるのか紹介しましょう。
メリット.全国どこでもスピーディーに利用できる
オンラインによるファクタリングは、日本全国どこでも移動のコストを気にせずに売掛債権を現金化できます。通常、自分の地域にファクタリング会社が無いなら利用するのは難しく、種類も限られてきます。
しかし、オンラインであればインターネットがあればどこでも自由にファクタリング会社を選ぶことができ、自分の条件に合うところに申込み可能です。各会社によって資金調達の条件は異なるので、オンラインで範囲が広がるなら利用しやすくなるでしょう。
また、オンラインの場合はPCやスマホを利用して簡単な手続きにより、最短数時間で資金調達ができます。銀行や公的機関だと、申込みしても審査だけで数週間かかるケースもあるため、融資を受けるために時間が必要です。
また、審査に必ず通過できるわけではないので、落ちてしまうと時間の浪費になり、新たに資金調達できるところを探さなくてはいけません。ファクタリングだと売掛金の現金化なので審査スピードも早く、通過率も高いので、ある程度いくら資金を得られるのか計算しやすいです。
メリット.コストの節約にもなる
オンラインファクタリングは、コストを節約できます。ファクタリングをする際は通常、書類の郵送費や交通費などがかかるので、現金化してもらうまでに出費がかかります。
しかし、オンラインであれば対面ではないので、交通費を削減できる他、必要書類を作成するのもネット上で完結できるため、事務手数料も必要ありません。ファクタリングの手数料を大幅に削減できれば、売掛金で得られる金額も多くなるので、ビジネスも円滑に進めやすくなります。
デメリット.審査の柔軟性が低く必要書類をデータ化する必要がある
オンラインファクタリングは、審査を行う際にAIを活用することが多いです。与信のみで審査結果が決定するため、審査の柔軟性という部分では対面式よりも欠けてしまう場合があります。また、オンラインファクタリングでは、必要書類のデータ化が必要になるため、PCやスマホの操作が苦手な方は操作するだけでも一苦労となるケースもあります。
対面式に慣れている人の場合、申込みや審査、現金化までの各工程で苦労するケースもあるため、手続きの際に非効率的になる可能性が高いです。また、電話により手続きをサポートしてもらえる会社もあるため、まずは問い合わせから行ってみましょう。
デメリット.信頼関係の構築が難しい
長期的にまたは定期的にファクタリングを利用する場合は、ファクタリング会社と信頼関係を築くことも重要です。ファクタリングを同じ会社で定期的に利用していれば、コミュニケーションをとれるので、自然といい関係を築くことができ、事業における資金調達の面でコンサルティングによるアドバイスを得られる可能性があります。
しかし、オンラインの場合は担当者と直接やりとりするのは少ないため、信頼を構築するのは難しいです。事前にしっかり条件をすり合わせて、担当者と良い関係を築きたい場合はオンラインだけでなく、対面も取り入れていくのがおすすめです。
オンラインによるファクタリングサービスの選び方
オンラインによるファクタリングサービスを利用したい場合は、選び方についても確認しておくべきです。ファクタリングサービスの選び方を把握しておくと、自分の目的に合った会社を選択できます。どのような選び方があるのか紹介しましょう。
手数料や入金日数を確認する
オンラインファクタリングを利用するときは、手数料をチェックしておく必要があります。ファクタリングは売掛債権を買取りしてもらって現金化できますが、いくらか手数料が取られます。2社間や3社間など取引形態によっても異なりますが、手数料が高額になるほど資金は減少するため、事前にホームページにアクセスしたときに確認しておくべきです。
ただ、手数料の表記では「最低○%〜」とアピールしておきながら、手数料が大きく変わるケースもあります。上限を公表しているのかチェックしてオンラインでのファクタリングを利用してください。また入金日までの日数で「最短即日」をアピールするファクタリング会社も多いのが特徴です。
しかし、実際は当日ではなく数日かかるケースもあるため、口コミや問い合わせをして確認しておくべきです。このようにオンラインファクタリングを利用するときは詳しい内容を確認しておくようにしましょう。
運営会社の実績や買取可能額などを確認
フリーランス屋個人事業主向けのファクタリングサービスは、様々な会社が運営していますが、創業年数も浅く、中には悪徳業者が混じっているケースも考えられます。信頼できる運営会社を探す必要があり、口コミやサイト上の情報だけでは足りないケースも生じます。
そのため、信頼できるか判断するため、実績や会社の概要をチェックすべきです。会社情報で住所や電話番号、営業内容、メールアドレスなど、詳しく記載されているほど運営は信頼性が増します。また、ファクタリングとして、どれほどの取引件数があるのか確認し、数が多いなら利用する際も安心材料になります。
実績と会社情報をチェックすれば、ファクタリングとして信頼できる判断として大きくなるでしょう。また、買取可能額も少ない金額から利用できるなら、いろいろな用途で直ぐに資金調達がしやすいため、ポイントとして把握しておきましょう。
【まとめ】オンラインファクタリングで資金調達を考えよう
オンラインファクタリングは個人事業主やフリーランスの方も利用できるケースがあるので、資金繰りのために検討できます。オンラインならではのメリットとデメリットを押さえておき、計画してみましょう。